私が炭水化物を好いていることは周知のことであるが、炭水化物に寄らずもちろんたんぱく質も脂質も糖質も――言うなれば「ごはん」そのものが私は好きであり、食事には重きをおくようにしている。「趣味:食べること」ともいえる。日ごろは節約のために小食であるが、実は以外に食べるのだ。
それゆえ食事には多少なりのこだわりがある。もちろんおいしんぼの海原雄山のように美食を極めたいわけではない。じゃあ何にこだわるのか・・・? ってことで今日はごはんの話。 今日、バンドの練習の前にとある人と食事をした。 その人とは高校のときからよくいっしょに食事をしていた。 その人は私よりも小柄でありながらも私と同じくらい――いやそれ以上食べるかもしれない。 そして何でもうまそうに食べる。 好き嫌いは多少ある。でも気にならないほどだ。 食事のときは私もその人も幸せそうな顔をする。 私はその人と食事をするのが好きだ。その人との食事は、たとえそれがサイゼリヤのミラノ風ドリアであろうともとてもおいしく思える。 一方、これまたよく会う友人と以前食事をした。 中華街の食べ放題。 しかし彼はあまり食べない。 元来の小食というわけではない。体躯も私とほぼ同じ。高校時代の弁当の大きさもほぼ同じである。 彼は魚介類全般ととろみのあるもの、その他もろもろ苦手な食べ物が多い。 彼は何を食べてもあまりリアクションをしない。 彼と食べる食事はあまりおいしくない。 もちろんそこの中華料理は確かにたいした味ではない。 しかし、彼と仮に横浜中華街の聘珍樓で食事をしたとしても、あまりうまくはないだろう。 もちろん彼はいい人である。遊びにもに行く。楽しいやつである。 しかし食事メインは二回ほどしかない。 それと私は時々一人の食事をする。 それは食べたいものを食べるべくして努力する食事と、ただ腹を満たす食事に大別することができる。 前者はたとえ一人であろうとうまい。もちろん誰かといっしょに食べることに越したことはないが、それでもまぁうまい。 後者の食事を私は好かない。 私は食事をただ楽しみたい。高級かどうか、んなものは関係ない。うまいに越したことはないが、まずいものを経てうまいものにたどり着くのもまたいとをかしである。それに何も食事に集中しなければいけないわけでもない。 ただ、食事をルーチンにしたくないのだ。 最初に書いた人との食事はいままで数多くあったが一度たりともただ腹をみたすだけのルーチンであったことはない。 きょうはいい日だった。
by tetringec
| 2004-10-25 02:33
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